関西学院大学サッカー部に繋がる一貫指導で、楽しく賢く考えるサッカー!

6.本能的攻守の切り替え

おもろい話

楽しい事をメモしておくと人生が楽しくなると言う。
サッカーに関係あることないこと、楽しかったことや面白かったことなどメモしてみよう。

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野生的な攻守切り替え

君達の院長先生は子供の時とっても喧嘩の上手いガキ大将だったこと知っていましたか?

大切な攻守の切り替えの本質は喧嘩に似ているように思う。

喧嘩を勧めるわけではないが、寝ている犬の尻尾を踏めば反射的に噛み付かれますが、これは
狂犬でも気が荒いのでもなく自然な反応なのは理解できますよね。

試合の中でそれをやったら必ず退場になり自分もチームも大変な損をこうむると言う事が判って
いながら、ついやられたらやり返してしまうのを何度も見ますがこれが動物としての人間の本能か
も知れない。

第1回卒業生のCFの話。

ある試合で相手GKがペナルティエリアとハーフラインの真ん中まで飛び出してきてクリアー
した。
しかしクリアーが低く至近距離からそのCFに当ててしまった。CFはそのこぼれ球をすぐ
ゴールに蹴り30m以上のロングシュートを決めた。

素晴らしいゴールであったが、私には彼が狙ってがら空きのゴールへシュートを打ったようには
見えなかった。
至近距離からボールをぶつけられて、思わずGKめがけて蹴り返したように見えた。

この選手は攻守の切り替えが早く野生的なセンスを持ったとてもいい選手だった。
彼は後にヴィッセル神戸ユースに入り,関学大でサッカーをやり、いまカンボジアでプロとして
活躍している。

第2回卒業生のCFの話。

関学高等部に胸を借りる

彼は中学生の頃すぐに切れてよく喧嘩をしていた。皆はふざけて彼を”少年A”と呼んでいた。

試合のとき彼が相手に蹴られたり倒されたりすると、ベンチは総立ちになり
「冷静に!冷静に!」と声を掛けて彼が相手に飛び掛って退場になったりせぬように気を使っていた。

彼は試合中相手にボールを取られると、真っ赤に顔を染め目は釣りあがり正にけんか腰で
取り返しに行く。

しかしある時気が付いたのだが、彼はボールを取り返すとまだ顔には赤味が残っているのだが、
その眼は冷静さを取り戻し攻撃の組み立てや、シュートか、スルーパスかを考える思慮深い目
になっているのがはっきりと読み取れた。

彼は高校3年の時キャプテンになった。
総体の試合で中盤の中心選手が退場になったとき、彼は即座に「おれがボランチに下がる」
と言い、必死に走り回ってこの苦しい10人の戦いを勝利に導いた。

彼は決して”指示待ち選手”ではなく,ピッチ上の真のキャプテンだった。

狼, 紳士になる

このように野生的で、本能が充分育まれている“尻尾を踏まれたら反射的に噛み付く犬”のような
少年をトレーニングを通してサッカーのルール、人間のルールの中に収めてゆくのが

「少年を大人にし、大人を紳士にする」と言う事なのだろう。

そう云えば、私が選手の頃同じチームにいた”代表選手”はみんな尻尾を踏まなくても噛み付く
“狼”みたいだったけれどーーー今は皆んな紳士だ。

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