関西学院大学サッカー部に繋がる一貫指導で、楽しく賢く考えるサッカー!

55.後ろの声は神の声

おもろい話

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楽しい事をメモしておくと人生が楽しくなると言う。
サッカーに関係あることないこと、楽しかったことや面白かったこと、
心打たれたことなどページをめくってみよう。

後ろの声は神の声

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人間の得る情報の80%は目から得られると
言われる。

試合は状況判断の連続なので、まずはボールが
来る前に周りを見ておくことが大事だという
ことは言うまでもない。
(Look before,Think before)

しかし、自分の背後は見えないし、ボールを
コントロールするときは周りを見る余裕がない。

そんな時に、後ろからの声、隣の声の指示はとても大切になる。「後ろの声は神の声」と
言われる。

クラマーコーチ、基本から教える

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1964年の東京オリンピックに向けての準備の
ため、日本サッカー協会は初めてサッカー先進国
から外人コーチを招聘しました。

その時招聘されたのが当時の西ドイツのクラマー
さんです。
ここで日本のサッカーは初めて近代サッカーに
触れることができたのです。

クラマーコーチは代表選手を集め、始めての代表合宿
でインサイドキックとトラッピング、ヘディングなどの基本技術から教え始めました。

ベテランの代表選手の中には基本練習を真面目に取り組まない選手もいたと言います。
クラマーコーチはそんな選手を外し、代表選手を大幅に若返らせました。

この時、基本技術だけでなく、周りを見る、ボールへ寄る(ボールを弾ませない)、パスした
あと休んではいけない(パス&ゴー)や攻守の切り替えなど基本戦術を厳しく指導しました。

声でのコミュニケーションの重要性もこの時初めて教えられたのです。

クラマーコーチの喜びと落胆

当時の日本代表監督、亡くなられました長沼健さん(関学大サッカー部OB)から聞いた話です。

ある時、代表のGKが大きな声を出した。クラマーさんは本当に嬉しそうな顔をして、 
「Ken、あのGKが大きな声を出したぞ!何度声を出せと言っても出せなかったのに今日初めて
大声を出した。」と大喜びです。

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そして長沼さんに聞きました。
「Ken、彼は何と言ったのだ?」

長沼さんは困ったと思いましたが、嘘をつくわけには
いかず「頑張れ!」と言いましたと答えるとクラマー
さんはがっかりして、「なんだ、それではサポーターの
おっさんと同じではないか!」



声のエナジー(エディ・ジョーンズ)

イングランドラグビーヘッドコーチのエディさんがTVの「奇跡のレッスン」で高校生を指導して
いました。

元気よく大声で「えいっ、オウッ、頑張れ」などと声を掛け合っているのを見て、
「あれでは金曜日の夜の居酒屋みたいだね。ただ叫んでいるだけで意味がない」

「選手同士で意味のあるコミュニケーションができていない」とクラマーコーチと同じことを
言っています。

画像の説明

声の重要性については「練習ではいつも伝え合わ
なければいけない。話せば勇気も湧いてくる。
プレーも早くなる。声のエナジーだ。」と言って
いる。

国立競技場で怒鳴られる

私がチームに入って間もない頃、日本リーグの国立競技場の試合でのこと。

DFラインの裏へ出たボールに私が自分のゴールの方に戻りながらクリアしようとボールに寄り
ました。

その時ゴールサイドから飛び出してきたSBが大声で「どけー」と叫びながら私を制して大きな
クリアをしました。

次の日の朝、試合を見に来てくれていた友人が心配そうに「お前も大変だな〜、味方から大声で
怒鳴られて〜!」と言われました。

しかしこれは当然「後ろの声は神の声」。戻りながらターンしてクリアするより、前向きの選手
がクリアする方が良いに決まっており素晴らしい声で、それが観客席まで響いたのです。


アイコンタクト

元日本代表監督のオフト監督が就任した時、代表レベルでは声のコミュニケーションではなく
アイコンタクトでなければならないと強調していました。確かに特に攻撃の時は、迂闊に声を
上げると相手に気づかれてしまうということはあります。

メキシコW杯の決勝、ワールドカップ史上最も美しいゴールと言われたブラジルの4点目に
ついてキャプテンで右SBのカルロス・アルベルト自身が語っています。

「ペレがトラップした瞬間目があった」「確信して右サイドをダッシュで駆け上がった」
「そこへ優しく手で転がしたようなパスが来たので、私はただゴールへ向かって蹴り込んだ
だけです」「あの得点はペレのものだ」と。

これがアイコンタクトですが、目は後ろについていないので後ろからの声はやはり「神の声」
なのです。

声がデカイ!

このように長く大声でコミュニケーションをとることが習慣化すると、電車の中やレストラン
で周りの人から「うるさい、声がでかい!」と注意を受けることがありますのでご注意!

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