関西学院大学サッカー部に繋がる一貫指導で、楽しく賢く考えるサッカー!

ロギングキャンプ

おもろい話

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楽しい事をメモしておくと人生が楽しくなると言う。
サッカーに関係あることないこと、楽しかったことや面白かったこと、
心打たれたことなどページを繰ってみよう。

ロギングキャンプ (1995年 マレーシア サラワク )

高校生の修学旅行がマレーシアだったので、マレーシアのジャングルの話を。
熱帯雨林のジャングルから材木を切り出すキャンプがある。非常に危険な仕事
なのでここで働く人たちは “命知らずの荒くれ者” といわれている。

ノーブレーキのトレーラー

画像の説明

何しろ巨大な何十トンもある巨木を川まで運び出す
トレーラーは途中ブレーキがかけられない。
ブレーキをかけるとトレーラーヘッドが後ろの丸太
に押しつぶされてしまうからだ。

トレーラーは曲がりくねった山道をノンブレーキで走り通す。
山道はトレーラー最優先で、あるカーブは右側通行、次のカーブは左側通行とブレーキをかけず
に走れるように設定してある。
道路には右側通行、左側通行とめまぐるしく変わる標識が出ているが、舗装もしていないこんな
道でノーブレーキのトレーラーとすれ違うのはごめんだ。

カウボーイ

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  キャンプに入るにはピックアップトラックの車高を上げた全輪駆動車
  で入るが、入り口で電話して、キャンプから“カウボーイ”と呼ばれ
  る男達を呼び運転を代わってもらう。

ぬかるんだ山道をタイヤを滑らせ、行きたい方と反対側にハンドルを切るカウンターステアリング
でジグザグに登ってゆく。

下りは何とフルスロットルでスピードをつけて水を跳ね上げ次の登りに勢い良く突っ込んでゆく。
これはまるでロデオだ。カウボーイでないと運転できない。

勿論、こんな雨でぬかるんだ日はロギングトラックは走れずお休みだ。
巨木は切り倒して放置すると腐る。早く川に浮かべなければならない。
だからこそ、晴れた日には命がけでノーブレーキで飛ばし、川まで運ぶのだ。

タブー

この命知らずのキャンプにはいくつもの験担ぎや迷信、タブーなどがある。
例えばキャンプで朝食の時誰かが皿を落として割ると、全員その日は仕事をしない。
縁起が悪いからだ。 縁起の悪い日にトレーラーでノーブレーキで山道を走れば谷に落ちるに
決まっている。 だから、その皿を割った人はみんなに日当を払わなければならない。
仕事をしない人に会社は日当を出さないからだ。

みんなトラを非常に恐れているので“トラ”という言葉を発しても同じだ。
その頃石油会社の“ESSO”のシンボルがトラだったので、トラと言いたい時は“ESSO”と
言っていた。  阪神ファンは要注意だ。

精霊の宿る木

画像の説明

樹齢何百年という巨木を切るときは丁寧にお祈りをして
からでないと切らない。
そのような巨木には精霊が宿っているから、その精霊に
申し訳ないけど切らせてくれと頼むのだ。

巨木はチェーンソーが完全に通り、上と下が離れて隙間
から向こうが見えていても、切り株の上に浮いていて倒
れないという。
周りの木に枝が引っ掛かっているのだろうと言うと、
素人が何を言うかという顔をして「大木を切る時は周りの木を切ってから切るものだ」と教えて
くれる。

白い蛇

精霊に助けられたと言う話も多い。
D10、キャタピラー社の100トンもある3階建てのビルのような巨大なブルドーザを
整備していて、昼食でその場を離れた。
昼食が終わりジャッキアップしてあったその巨体の下にもぐりこもうとすると、白い蛇
がとぐろを巻いている。

画像の説明

「おいおい、そこはお前の場所ではないよ、俺の仕事場だよ。
どいておくれ」と蛇を追い出したその時、ジャッキがはずれて
100トンのブルドーザが落ちてきたそうだ。

もし蛇が居なくてそのまま下にもぐっていたらペッチャンコに
潰れていた。
白い蛇が救ってくれたと興奮して語る。

亀が車を止める

又、車でジャングルの中を飛ばしていると道の真ん中に大きな亀がうずくまっている。
車を止めて亀をどかし邪魔をするなよと走り出したらすぐ先の橋が落ちており、あの
まま走っていたら川に転落していたと亀に深く感謝していた。

この辺の人は森や木や動物や岩にも精霊が宿っていると信じている。
迷信と片付ければそれまでだが、このジャングルの中では如何にもさもありなんと思う。

サバ・サラワクはインドネシアのカリマンタンと同じ島だが、インドネシアではこれら
迷信を払拭する為にイスラム教を積極的に広めたとも言われている。

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