関西学院大学サッカー部に繋がる一貫指導で、楽しく賢く考えるサッカー!

ペレのパス

おもろい話

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楽しい事をメモしておくと人生が楽しくなると言う。
サッカーに関係あることないこと、楽しかったことや面白かったこと、
心打たれたことなどページを繰ってみよう。

ペレのパス、ペレへのパス

関西学院大学サッカー部の先輩、故長沼健さんがサッカー殿堂入りされたときのサッカー部OB
によるお祝いの会で長沼さんが話されたペレの話を紹介します。

長沼さんは東京、メキシコオリンピックの日本代表チームの監督で、後にサッカー協会の会長を
されました。

LOVE

画像の説明

キングペレと言われ、サッカーの神様と言われるペレは今でも
世界の主要な大会に招待されグランドに立つことがあります。

真っ白なスーツを着たペレが、ライトを消したグランドの
スポットライトの中に登場します。
ペレが現れると10万の観衆はスタンディングオベーションで
迎えます。

ペレは低くて太い、チョットしゃがれた声で一言大きく 「LOVE」 と叫びます。
10万人の観衆は 「LOVE」 と応えます。
再び、ペレは 「LOVE」 と叫ぶ。 観衆が応える。
これを3回繰り返しスポットライトが消え、ペレは下がります。

長沼さんはなぜペレが 「LOVE」 と言うメッセージを発するのかわからなかったそうです。

メキシコワールドカップ決勝

あるとき長沼さんはメキシコワールドカップの決勝でブラジルの4点目を入れた代表キャプテン
のカルロス・アルベルトと話す機会がありました。

長沼さんは 「あなたのあの素晴らしいゴールを、スタンドから直接観ました」 と話した
ところ、アルベルトは本当に嬉しそうな顔をして 「あれを観たのか」 と言いました。

ややあって 「あのシュートは素晴らしかったけど、あのゴールはペレのものだ」とアルベルト。

画像の説明

決勝戦後半、イタリアの右サイドからの攻撃を止めたブラジル。
左サイドを攻めあがる。 左サイドのジャイルジーニョから
中央のペレへ。

パスを受ける前、ペレはアルベルトを見る。 目が合った。
右サイドを駆け上がる右サイドバックのアルベルト。

ペレはイタリアの守備陣を引き付け、待つ! 待つ!

そして、トップスピードで駆け上がってきたアルベルトのスピードをとめることの無い、
1cmの狂いも無いパスを放つ。

まるで両手でそっところがしたようなボールが右サイドを駆け上がってきたアルベルトの
目の前へ。

弾丸のようなシュートが白いネットを大きく揺らした。
この得点は過去のワールドカップ史上最高の得点とも言われている。

これがアルベルトの言う 「あのシュートは素晴らしかったけど、あのゴールはペレのものだ」
と言うことです。

ペレへのパス

長沼さんはまた 「ブラジルの代表チームの選手は皆、ペレにパスをする時は特別気を使って
いるように見えますが」 と聞きました。

「当然です。あれほど丁寧な、全ての気持ちのこもったパスを返してくれるペレに対し雑なパス
が出せますか」 とアルベルト。

これがペレの 「 LOVE 」 の意味だったのではないか。

相手のために自分の持てるものをすべて込めてパスする。
自分のすべてを込めてパスを返す。シュートを決める。
これこそが我々のモットーである 「Mastery for service」 だと長沼さんは話されました。

これが啓明のモットーである 「Hands and hearts are trained to serve」 でもあり、チーム
プレーであるサッカーの一番大切な所なのだと思う。

自分だけよければと言うのはサッカーではないのです。

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