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タヌキの手抜き♪手抜きのタヌキ⑤

タヌキの手抜き♪手抜きのタヌキ⑤

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サプリメントの話

今回はサプリメントの話をしましょう。

ポパイ

sailor man

君たちが生まれるず~っと昔、『ポパイ』というアメリカのテレビ漫画があり
ました。

ポパイはガールフレンドのオリーブが、ポパイのライバルのプルートに狙われ
たり危機に瀕したりすると、どこからかほうれん草の缶詰を出してきてそれを
一気に食べるのです。

すると、初めは自分もプルートにやられてダウンしていたのに急に元気もりもりで、あっと
いう間にプルートをやっつけてオリーブを助け出すという、大体毎回そんなストーリーでした。

ポパイのほうれん草

画像の説明

つまりポパイにとってはほうれん草がサプリメントだった訳。
当時はほうれん草が缶詰になっているなんて、アメリカってなんて
進んでいる国なんだろう! という憧れのような思いで見ていました。

しかし、最近ではスポーツ栄養の栄養士さんはにっこり笑ってこう
言います。
「スポーツの世界にポパイのほうれん草はないんですよ
b(^_‐) ~☆」って。

実際に漫画を見ていない世代の君たちには、何のことやらピンと来ないかも知れませんが、スポーツ栄養では、いざ! と言うときにこれさえ飲めば力を発揮できる
もの=ポパイのほうれん草なんてありませんよ、と言うことです。

元気、イッパ~ツ!

こんな具合に、スポーツ栄養の一連の話の中では必ず登場するサプリメントですが、
君はサプリメントについてどんなイメージを抱いているのかな?これさえ飲めば絶対勝てる!
とか、これを続けて飲んでいたらマッチョになれるとか…?! 

つまり困った時の神頼みというイメージでしょうか?
話に聞けば、毎日の食事と一緒にいくつかの錠剤(タブレット)を飲んでいる、と公言している
アスリートもいるようですし、テレビでも『朝チャージ』とか言ってゼリーをチュ~ッと一気に
飲んで元気(そう)に出勤する姿を見せつけるCMも目にします。

それを見てサプリメントなどを常用するのが普通…と思ってしまったら、それはメーカーの
思うツボというもんです。

栄養補助

もうご存知の方もおられると思いますがサプリメントは「栄養補助食品」と言われます。
読んで字の如し、『栄養』を『補助』する『食品』なんですよ。
『補給』ではないことに注目してね。今までに食事の話とか栄養バランスの話とか、しつこく
連載して頂きましたけど、そうやって食事を普通に摂れた上での『補助』なんだということです。

サプリメントの王者 プロテイン?

ひところ、「身体を作る=筋肉をつける」という目的のために、プロテインを飲むことが流行
っていました。あれ?過去形?今でもやってるよ!という方もいるかも知れませんね。
でも、ぽんきちの中ではこれは過去形です。

筋トレ

body builder

筋肉をつけるってどういうことでしょうか?

人間の身体は生まれたときに(ほぼ)部品の数は揃っていますから、筋肉
で言えばそれは1つ1つの部品である筋肉を大きくする(長くするか太く
するか…)ということです。

それは結果的に強くなる=パワーがつくってことのはずです。

筋肉を太くしたり強くするためには筋肉トレーニング(負荷)が欠かせ
ません。例えプロテインを飲んだとしても、それだけでトレーニングをしなかったら、それは
消化されて有効に筋肉に取り込まれることはないのです。

確かにトレーニング後にプロテインを飲んでおくと使われた筋肉細胞の補修には良い効果が
あるという人もいますが、それはトレーニングをしているから言えることだということを
お忘れなく。

あくまでも『補助』なんだからね。身体のメンテナンスのためには、1回目でお話した通り、
できるだけ早くきっちり食事をした方が良いに決まっているんだから。

女性のボディビルダーの話

画像の説明

筋肉の話で言えば、ぽんきちは女性のボディビルダーと同じ職場にいた
ことがあります。
彼女はきちんと仕事をこなした上で、自分の時間をを上手に使いながら
トレーニングをしたり、食事を数回に分けて食べたるなど工夫していま
した。

オフシーズンには友人とアフター5を楽しむこともありましたが、大会
の時期となると、食事もトレーニングも一層シビアに管理して国内では大会連覇を重ねていま
した。

  • 普通の食事でじゅうぶん

その影には栄養面のアドバイスで支えた管理栄養士さんの存在もありましたが、基本的な
栄養の知識は自分の頭と筋肉ですっかりマスターして、惚れ惚れとする筋肉美を作り上げて
いたのです。
彼女の話によれば、確かに最初はプロテインを飲んでいたこともあったけれど、結局は普通の
食事で充分だった、というのです。

  • 食事とトレーニング

どれか1つの栄養素に片寄ることなく、バランスの良い食事を基盤にして、あとはトレーニング
で身体を作り上げたということです。食材の成分をよく知って、どの栄養素が摂れるかを考え
ながら食事をしていたら、ことさらビタミン剤などサプリメントで補う必要はなかった、と。

何を言いたいかというと、これさえ飲んでおけば身体が作れる、パワーが出るなんてものは
ないんですよ、というサプリメントに頼りたい人にはがっかりな答えです。
ポパイのほうれん草はないってことが納得できましたか?

トレーニングは心も鍛える

画像の説明

だいたいトレーニングって、身体を作ること以外に心を
作ることも大きいと思っています。

鬼コーチにグランド100周!!とか言われて、ナニクソッ!
と頑張る気持ちが、次なる課題に立ち向かっていける
パワーを作るのです。

人間は自分の能力よりも少し上のレベルの課題をクリアすることでステップアップしていきます。
そこでコンスタントに自分の力として発揮できるようになったら、さらに次のステップへ上がっ
ていけるのです。

トレーニングの目的は、こうやって身体を筋肉だけでなく、その筋肉を巧く使いこなせるような
神経系統の発達も含めて作り上げる。 心も逞しく負けるもんか!という気持ちを育てる。

相手がいて試合ができるというリスペクトの気持ちもはぐくみフェアプレーの心を持った
アスリートに成長させていくことなんだと思います。

巨人の星

だから、昔流行ったスポーツ根性物語はナンセンス…という話はケガの話をする際に取って
おきましょう。
まずは基盤になる普段の食事をしっかり摂れるようになることが最初のステップ。
サプリメントが必要になるかどうかは、さらに次のステップの話です。

おぼれる者のワラ

しかし、アスリートには「これさえ飲めば絶対に勝てる!」って言われたら、それはすごい誘惑
であることは事実です。そりゃぁ、ワラにも薬にもサプリメントにもすがりたくもなろうって
もんです。

ギリギリのところで闘っている選手なら誰でもその葛藤はあると思います。

アダムとイブ

そこで思い出したのが聖書に出てきたサプリメントの話。
創世記のアダムとイヴは蛇にそそのかされてりんごを口にしたんですよね。
神様よりも偉くなれるって。

「これさえ飲めばライバルに勝てるよ!他の人より力を発揮できるよ!」って言われたら、
それは飲みたくなりますもんね。けどねぇ…。果たしてそんなもんがあると思いますか?

あったらみんなそれにすがってるじゃない?
そんな誘惑に打ち勝つ強い気持ちも毎日のトレーニングの積み重ねで育てていきましょう!!

Tailor-make(オーダーメードの)

それに本当はあいつに効くサプリメントと、自分に必要なサプリメントは違うはず。
あいつの栄養状態と、自分のそれとは同じじゃないからね。

そんな身体の状態を調べてくれるサプリメントドックを展開しているクリニックが都内某所に
あるくらいです(そこでは血液検査をして、体内に不足している栄養素を見つけ出してくれる
のです)が、これはもう、医学の分野です。

W-Cupを闘う代表チームクラスになると、遠征先にチームとして数種類のサプリメントを携行
して行き、食事と併用して使うことがあるそうです。

画像の説明

種類としてはビタミン類やミネラル類と聞いています。これはチームにドクターや
管理栄養士などのサポート部隊が常に一緒にいるからできること。選手の体調とか
食欲を観察しながら、時には検査をして判断しながら、必要に応じて摂ることが指示
されるようです。

気をつけて欲しいのは、例えば貧血の選手がドクターの指示で服用する鉄剤は、
サプリメントではなく、薬=治療です。

素人判断でこれは必要と思って飲み続けていると、片寄った栄養素の摂りすぎによる
過剰症を起こし、逆に身体に害があったりするので注意が必要です。
自分勝手に使うことはよっぽどの予備知識(オタク情報ではなく、ね)がないと危険です。

王道、きっちり食事

Food guide pyramid

さまざまな研究が進んで来て、ある意味恵まれている現代の
アスリートなら、賢く付き合って欲しいとも思うサプリメント
です。
あ、だからと言ってサプリメントを支持しているわけではあり
ません。

あくまでぽんきちは「きっちり食事」派ですから。
サプリメントは必要に応じてやむを得ず使うもの、と思っていれば良いと思います。

次回はそろそろ時期的に水分補給の話をしたいなぁ。

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