タヌキの手抜き♪手抜きのタヌキ④
タヌキの手抜き♪手抜きのタヌキ④
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早寝 早起き 朝ごはん
今回は朝ごはんが大切ってお話。 なぜ朝ごはんが大切なのでしょうか?
なぜ朝ごはんは必要なのでしょうか?
どっちが成績よいか?
朝ごはんを食べてから学校へいく人と、食べないで学校へ行く人とでは、どちらの人の
成績が良いのかデータがあります。
空気が読める君なら、答えの想像はつきますね。 そう、朝ごはんを食べて来た人の方
の成績が良いという結果が出たという報告です。(文部科学省の調査:平成21年)
この理由はそのまま朝ごはんがなぜ大切なのでしょうか?という質問の答えでもあります。
朝日が昇る トラッタッタ♪

同時に『早起きは三文のトク』という言葉があります。
これは早起きをする人が得をする…と言うことではなくて、徳を積む
ことができるという諺ですが、最近この言葉には裏づけがあることが
わかってきているようですよ。
今風の言葉で言えばエビデンス(科学的な根拠)があるということです。
朝早く起きて朝日を浴びると、セロトニンという脳の活性化ホルモンが分泌
され、頭が良く働くという調査結果が出たというのです。朝日を浴びることで、
24時間よりちょっと長いとされている体内時計もリセットできるとも言います。
海外へ出かけて時差ぼけがある時も、早起きが有効とされているのはこんな理由です。
と言うわけで、早起きをして、朝ごはんを食べる習慣をつけましょう!
これはアスリートに限ったことではありませんね。
寝ボケているのかい?
さて、君は朝起きて(起こされて?)まず身支度をし、寝ボケまなこで食卓に着くでしょう。
でも、よほどのことがない限り食べている間に眼がきちんと覚めてきます。
これは食事の中の糖分が脳に取り入れられて脳が目覚めるからです。
脳に供給される栄養素は糖分だけと言われています。なので朝食に糖分を取り入れる
ことは理にかなっています。よく昔から「朝のフルーツは金、昼は銀…」と言いますが、
フルーツから摂れる甘み=果糖は脳に直行してくれる栄養素ということで期待が持てます。
早起きをしていたらセロトニンも分泌されていて、ますます頭が冴えてくることでしょう。
毎朝のゴミだし、やってるかな?
そして食事をすることで体温も上がってきます。 これは1日を始めるウォーミングアップ
にもなりますね。 つまり身体も目覚めるのです。身体が目覚める=腸も目覚めて活動を
始めますから、朝食後にトイレに行きたくなる人が多いのではないでしょうか?
言うまでもなく、便は食事のなれの果て。 不要物・老廃物の塊ですから、その要らない
モノを朝のうちに排泄してしまうことで、身も心もすっきりと1日をスタートさせることができる
という訳です。
サッカーでは“動き出し”が大事

学校に行くまでに、身体も頭もウォーミングアップが充分に済んでスタンバイ
できる人と、寝ボケたままぼ~っとしながら机に向かう人とだったら、比較
するまでもなく勉強の成果に差がつくことは容易に想像がつきますね。
たかが朝食、されど朝食です。 朝食、恐るべし !!
朝ごはんを食べたらどんな良いことがあるかってことは
これでわかったと思うけど、大事なのはその知識を知識で終わらせずに実行に移すことです。
朝食べられない理由
さて、こんな事を嘆いている声が聞こえて来ました。
「昔は朝ごはんを食べないと学校へ行かせないという親がほとんどだった。どんなに時間が
なくてもご飯1膳は納豆でもかけて食べていけ、と。 できればそのご飯も雑穀米や麦飯で、
味噌汁や漬物があれば良いし、お浸しに卵焼きやアジの開きなどがついていたら最高なん
やけど…」と。
ある学校で朝ごはんを食べて来るかどうかを調査した時に、食べて来ない子の理由としては、
①朝起きられないから食べる時間がない。
②母親が朝食を作ってくれない(母親が朝起きて来ないという家庭もあったとか!)。
③家に食べる物がない…。
このような現状を前に、先ほどのように嘆いていても始まりません。
食べることからトレーニング
だって、これから学校へ行って勉強する、体育もある、サッカーもある1日の始まりに、
朝食を食べないでどうするんでしょうね? わかりやすく言えば、
- 朝ごはんは午前中のエネルギー
- 昼ご飯は午後のエネルギー
- 夜ご飯は1日で使った身体のメンテナンスのための材料です
だから1日3回きっちり食べないとね。アスリート達の間では、「食べることもトレーニング」
ということは常識です(^_‐)b-☆
自分で狩に行けとは言わない。とってきたえさぐらい自分で食べよう

もし、君の家で朝ご飯がなかったら? お母さんが忙しかったり、
体調が悪かったりして朝食を作ってもらえなかったら?
アスリートとして頑張ろうと思っている君なら,
『自分で作って食べよう ! 』
え~っ? ! ただでさえ、時間がないとか言っているのに、朝ごはんまで自分で作れって?
ぽんきちの答えは 「そんなん、簡単やん。まずは休日からでもやってみ!」 です。
まずはぽんきち流、朝ごはんを食べるための7つの法則!
1. 朝きちんと起きる←そのためには前の晩に早く寝る
2. 早く寝るためには、今日中にやっておかなくてはいけないことを優先的に片付ける
←宿題や予習、復習を先に片付け、ゲームやメールなどは後回しってこと!!
3. 何を朝ごはんに食べるかを決めておく(今晩の残りでも良いぞ)。
4. その朝ごはんの材料を寝る前にチェックしておく。
←家の人に自分が食べても良いのかどうかも確認できたらbetterですね。
5. 自分の家のキッチンに、何がどこにあるか把握しておく。
←普段からお手伝いしておくと良いね。
6. 普段から自分でパパっとできるメニューのレパートリーを日頃から増やしておく。
7. そして…今日の自分はこの朝ごはんで作り出すんだ!という意識を持つ。
中学生でも作れる立派な簡単メニューの一例を
- 和食がベスト。ご飯はタイマーで朝ごはんの時間に間に合うように炊いておこう!
ご飯があれば、ご飯の友(納豆、漬物、佃煮、梅干、ふりかけ…)でいけますね。
「こんな時こそ常備菜が役に立つ ! 」
- チーズトースト 食パンにスライスチーズを載せてトースターへ。チーズを載せる前に
ケチャップを少し絞ればピザトースト風。野菜のスライスやベーコン、ハムなどを載せてもGood!!
これに野菜ジュースとか、フルーツジュースとか、牛乳とかつけよう!
- コーンフレークスにバナナの輪切り、レーズン、ナッツなどをプラスして牛乳をかける。
ヨーグルトをかけてもGood !
元々ドライフルーツや雑穀、ナッツなどがミックスしてあるミューズリーなどもお勧め。
(ドライフルーツや雑穀からは食物繊維や微量ミネラルが期待できる)
- それも難しい…というなら、バナナと牛乳1杯からでも始めてみよう!
今のシーズンならミカンとかイチゴとか、簡単に食べられるフルーツもOKですね。
え~っ、こんなんでええの?
ええやん、食べることが大事なの!! いきなり理想の朝食を整えなさいって言ったってできない
でしょ? まずはこんな簡単なとこから初めてみましょうよ。
いよいよ、手抜きの本領を発揮してきたと思うでしょ。 次回はさらに手抜き? 手を抜きながら要領よく栄養を摂ろうとする人が陥りやすい サプリメントの話をしようかな?